JAZZ

ジャズ初心者にもおすすめ スタンゲッツ&ビル・エヴァンス

こんにちは。てていです(@tetei_p

専門的な視点では語れないけどただただ、ジャズが好きというだけで成り立たせているこのカテゴリ第4回は『スタンゲッツ&ビル・エヴァンス』についてです。

ジャズについて書いておられる方々のサイトを見ていると、どの方もとても詳細にこだわり抜いた書評はすばらしく、ワタシのように雑多にジャズを聴いてるような人間には到底書ける文章ではないことに気づかされました。
でも。逆に、ジャズについて書いたことない人のブログというのが見つからなかったので、これは王道を行く方たちの列から、大きくはみ出しズレながら所在なさげな形で存在しうる記事です

ジャズってなんだか敷居が高い気がする・・
興味はあるけれど、何を聴いたらいいかわからない
正直どれも同じに聴こえる・・・
ジャズのおすすめが知りたい

というような方に読んでいただけたらorこれから出てくる動画だけでも見ていただけたらと思います。

今回私がご紹介する『スタンゲッツ&ビル・エヴァンス』はジャズサックス奏者、スタンゲッツとジャズピアニスト、ビル・エヴァンスのコラボレーションアルバム。サックスとピアノというジャズでは花形プレイヤーともいえる二人の競演が聴けちゃう、初心者にも入りやすい1枚だと思います。

スタンゲッツ

出典:Wikipedia

スタンゲッツは、アメリカ生まれのジャズサックス奏者。91年にアルコールとドラッグが原因の肝臓がんで亡くなっています。

エヴァンスもそうですが、この時代のジャズ・ミュージシャンでドラッグやってない人いないんじゃないかなあというぐらい、みなさん堕ちてしまっています。そこは天才といわれるが故の行動なのでしょうか

ビル・エヴァンス

出典:Wikipedia

彼のことは、以下の記事でも紹介しています

https://teteiplace.com/jazz-billevans

『スタンゲッツ&ビル・エヴァンス』


スタン・ゲッツ&ビル・エヴァンス +5

 

このアルバムは1964年にニューヨークで録音され、1973年にリリースされています。たぶん、1曲目の『Night And Day』は聴いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。軽快でスタイリッシュなこの曲。元は、ミュージカルのために書き下ろされたものでジャズだけではなく、ジャンルを超えて多くのミュージシャンに演奏され、歌われています

 

一転して『But Beautiful』はドラマーのエルヴィン・ジョーンズのブラシワークから始まるしっっっとりナンバー。2人がフロントに出つつ引きつつ、交互に絶妙な間を埋めていくやりとりにうっとりしてしまいます

3曲目の『Funkallero』は、エヴァンスのアドリブ炸裂。それに負けない!と言わんばかりのゲッツの自己主張はまさに共演ではなく『競演』
ロン・カーターのベース・ソロが、ちょびっとなのがこの曲を、もう一回聴きたいと思わせてくれるオサレ感満載の曲です

My Heart Stood Still』序盤はゲッツ主役で、のちほど現れるエヴァンスのソロ、2人を引き立たせるリズム隊の絶対的存在感・・・

Melinda』やっぱり、個人的にエヴァンス贔屓なので中盤のピアノソロにうっとりしてしまいますが、そこでやってくるゲッツの『泣き』が際立つバラード

このアルバムでNight And Dayに次いで聴きやすいのではないかなーと思うのがこの『Grandfather's Waltz』とても可愛いエヴァンスのワルツのメロディーにはじまり、ゲッツの柔らかい音もとても優しく聴こえます

Carpetbaggers's Theme』と『 WNEW (Theme Song)』今さら言いますが、このアルバムは全曲通して私は夏にピッタリなアルバムではないかと思います。

それを強調するのがNight And Dayとこの曲たち。Carpetbaggers's Themeはジャズには珍しく1分少々の超・短い曲。

WNEW (Theme Song)は、ゲッツのリズミカルな音に始まり、またここでエヴァンスがいいところで出てくるのですよねー。
これも3分ほどの短い曲なので聴きやすいかと思います

そして最後に並んだ以下の3曲は、Alternate take(別テイク)として収録されています

My Heart Stood Still
Grandfather's Waltz
Night And Day

ジャズにはよくあるこの同じ曲がまた入っているという別テイク。

これは、何テイクか録音してみてどっちもよかったから聴いてね的なケースとおまけ的に入っているケースとかがあるそうで、詳しく書かれていた方のサイトを載せておきます

なぜジャズのアルバムには同じ曲が何曲も入っているのか?

2人の競演はもう1枚あって、こちらも名盤です。次でご紹介しますね

『But Beautiful』


But Beautiful (Featuring Stan Getz) by Bill Evans Trio (1996-03-19)

上記のアルバムリリースから実に22年後の1996年にリリースされたこのアルバムは、オランダのラーレンという所とベルギーのアントワープでのジャズフェスでのライブ録音です

Amazonのビバップカテゴリランキングでも堂々の1位になっている名盤『But Beautiful』(なぜジャズカテゴリではないのだろう)

先にご紹介したアルバムとカブっている曲もありますが、こちらもあまりジャズを聴いたことない方でも楽しめる1枚だと思います

ライブ録音なので、オーディエンスの拍手や歓声、食器などが触れる音がそのまま収録されていて、このアルバムに限らずその場にいるかのような、こういうリアルな雰囲気が個人的にはすごく好きです。

長丁場なので、じっくり聴かなくともBGMとしてもかなりおすすめ

 

Stan's Blues』エディ・ゴメスのベースが主軸となるゲッツの後ろで、存在感を示してます。こういう職人っぽいミュージシャンってカッコいいです。これ、本当はリハーサルにはなかったセトリでいきなりゲッツが演奏し始めたことにエヴァンスが憤慨し、途中で演奏を辞めてしまってるんですね。
なのでここではエヴァンスのピアノ、入ってません・・・

Emily』はエヴァンス得意の綺麗な旋律と、ゲッツの音が寄り添うような穏やかな曲は次の『Lover Man』でも。唯一違うのは女性的→男性的な変化。この曲順、よく考えられてるなあ

The Peacocks』このアルバムの中では割と異彩を放つ、どこかハードボイルド的な曲。しっとり、そしてゆ~~~っくり進むメロディー。寝ないでくださいねー!(や、寝てもいいけど)

そうそう、この曲の終わりにゲッツが、誕生日だったエヴァンスに向けて『Happy Birthday! Bill!』って言ったあと、Happy Birthday to youを即興で吹いています(ということはこの日は8月16日)

からの『You And The Night And The Music』これも、エヴァンスのアドリブが素晴らしく、オーディエンスの拍手もひときわよく聴こえます。

最後の2曲にゲッツの登場はありませんが『See-Saw』の疾走感あるエヴァンスのアドリブは、作業しながらでも確実に耳に入ってきます

The Two Lonely People』はエヴァンス自らが作曲したもの。エディ・ゴメスの『アルコ奏法』が印象的


But Beautiful (Featuring Stan Getz) by Bill Evans Trio (1996-03-19)

そして最後にこのジャケットです。
笑顔でたたずむ2ショット。実は合成写真だったりします。

詳細は・・・触れない方が良いこともある。偉大なミュージシャンは自己主張が強くてなんぼなのだ

最後に

私がジャズを聴き始めたころ、やはり何から聴いてよいやらわからず『ジャズ おすすめ』で検索した記憶があります。

これだけは絶対聴くべし!とかそういうのは素直に参考にしました。そこで、きっかけは何でもいいんです。『これ、なんか好きだなー』とか『聴いてて落ち着く、リラックスできるるなー』っていう1曲に出会えたら、大成功です。

はっきり言って聴きながら寝ちゃっても全然OK。寝るときに聴きたいとか、何か作業するときに聴きたい、運転中、コーヒーやお酒を飲むときに聴きたいなど、シーンが浮かんで来たら、それはもう立派にジャズをマスターしたといえます。音楽に敷居の高低はありません。

ジャズを気軽に楽しめる方がどうか増えますように!

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