こんにちは。てていです(@tetei_p)
今回は『瞼裂斑』のお話です。
『瞼裂斑 治療』とか『瞼裂斑 原因』などで調べている方にはまずトップに上がってくるのが眼科医のHPなどです。正直その権威性に適うものは当サイトにはありませんが、罹患歴あるものとして、何か参考になればと思い自分の体験談をシェアしてみたいと思います

瞼裂斑とは
こちらの眼科さんのサイトがわかりやすくて端的にまとめてあります
『瞼裂斑』がある部分は、微妙に凹凸があり、通常の眼球のようにつるんとした形状ではないことから、十分に涙が行き渡りづらくなり炎症や充血を引き起こしてしまう・・・と説明を受けました。
発症したときの状況を少しお話してみたいと思います
発症。私の場合
夕方、突然目の違和感があり、仕事から帰って入浴後目を見てビックリ。なにこれめっちゃ赤い・・・・下瞼を引っ張ると尋常ではない赤みが。えーなんなんなんなん???
とりあえず家にあった抗菌の目薬をさし、様子を見ることにしました。
翌朝。
目が開かない・・・!!!!!目ヤニでバリバリにひっついたような感覚。え。なんだろうこれ
そっと水道水で目を濡らし、なんとかして鏡を見ると、ものすごい目ヤニ祭り。腫れもある。例えていうなら、パン粉の中に眼球があるような感じ。かゆみや痛みはなし。
えええええええ~~~~!!!どどどどどーしよう・・・
とりあえず眼科に走ることにしました
もしかして流行り目???
そう思ったのにはワケがありまして。
私が勤務している調剤薬局のお隣には眼科がありまして、当然『流行り目』の患者さんも来ます。ちなみに『流行り目』にはウィルス性とアレルギー性がありまして、ウィルス性のものは、感染力がかなり強く、流行り目疑いの患者さんは、普通の患者さんとは対応を別にしないといけないんですね。
眼科医からは患者さんには、待合のイスも別。会計も流行り目用のつり銭トレイを用意し、帰れらたら、もらったお金、座った場所などはアルコールで消毒。
とにかく、患者さんにはそこいら辺のものに手を触れさせないように。処方箋も眼科スタッフが持ってくるなど、徹底して感染防御に努めるよう、お願いされているのです。
『院内感染は恥』とお達しが出ているため、薬局も細心の注意を払ってはいるのですが・・・
そんな環境の職場のため、もしかしたらワタシ。流行り目かもしれない・・・ついにもらったか・・・と思った次第なのです。
本当は、お隣の眼科へ診察に行きたい。だけど、もし流行り目だったら眼科にも薬局にも迷惑をかけてしまう・・・
そう思った私は、上司に本当のことを伝え、休みをもらい別の眼科へ通院することにしました。それが間違いだったんです
繰り返す再発
そこで流行り目ではないという診断を受け、ほっといたしました。が。じゃ、なんなん?これ。2種類の目薬をもらい、点眼開始。5日ほどで、完治したかに見えたので点眼終了。
その2~3日後、またしてもあのパン粉目ヤニ祭りと、充血、腫れが再発・・・
ええええー。目薬止めたの早すぎたのかな??再び点眼開始。今度は一週間ほどさしてみようと思い続けました。やはり2~3日で完治したかのように見えるのですが、いやいや。
騙されない。ここはもう少しの間点眼しないと。
結果、このサイクルを何度も何度も繰り返す状態になってしまいました
眼科に不信感
謎の症状が始まってから4カ月が経過。一向に完治しないことにさすがに不信感が募ってきました。抗菌の目薬にステロイドの目薬2種類。こんなに長期にさしてても大丈夫なのか???中途半端に知識があるだけに不安が増してきました
さすがに眼科医も、ん~?と思ったのか、もう一度じっくり診てみましょうということになり、そこで初めて『瞼裂斑』がありそれが原因で炎症を起こす『瞼裂斑炎』と言われたのです。そこまで診断されながらも一向に治るきざしは見えず・・・
結局最後は、最初っから行けばいいのにと自分突っ込みを入れながら、自分が勤務する薬局の隣の眼科へ行き、そこで完治したんですが、なぜ『瞼裂斑』を見つけてもらったのに不信感があったのかというと・・・
- 眼科医、人の話聞く気なし
- カルテを投げる
- そもそも院内が不衛生
- スタッフの対応は最悪。やる気なし
- 処方する目薬の本数を間違える
- そんなことは一言も言っていないのに、その後花粉症はどう?と聞かれた
決定的だったのは⑥です。は??????花粉症??
あ、違ったっけ??
・・・・・・・・・・・・。
私は間違ってた。最初から、いい感じはしなかったけど、ヘンな意地が出始めていて、こんなもんも治せないのかよという思いもあり、徹底的に通ってやるとヤケにもなっていたんです。治らないよオラオラなんとかしろという、最もイヤなタイプの患者ここに誕生。
そんなヘンな意地のために4か月間もムダにしてしまったかと思うと後悔しても遅いのですが
やはり隣の眼科は神だった
勤務先の薬局の隣だからと欲目に思われるかもしれませんが、スタッフの対応(まあ、よく知ってる間柄ではあるのですが)雰囲気、清潔感すべて完璧。
眼科医も優しく、丁寧と評判も高い。行列のできる2時間待ちの眼科。
今までの経緯を書いたメモ書きを渡して、もう一度診察してもらうとやはり病名は『瞼裂斑炎』瞼裂斑が原因で炎症を起こしている。とのことでした。
目薬は、出ない日はないというぐらいメジャーな抗菌薬1種類のみ。シンプル。これで治らなければもっかい来てねといわれたのですが、これで本当にウソのように完治したんです。
信じられない。こんなにめちゃくちゃ簡単なことだったの?
念のため再発を懸念して、お守り代わりにと後日、もう2本同じ目薬を処方してもらいましたが使うことなく現在に至っています
原因と普段気を付けていること

『瞼裂斑』の原因はさまざまあるそうですが大きく分けると2つあります
紫外線
『瞼裂斑』だけでなく白内障の原因の一つに挙げられているなど、紫外線は目にとっては脅威です。浴びていいことひとっつもありません。これを機に、私はサングラスを購入。初夏から秋にかけて外出するときは必ずかけるようにしています。
目の紫外線へのアフターケアとして市販の目薬を使う方法もあります。最近では、紫外線ケアを謳った目薬もありますが、ご家庭の薬箱の中にある目薬で、効能の中に『雪目』と表示されていれば、その目薬でも紫外線ケアは十分にできます。今一度、薬箱の中をチェックしてみてください
加齢
そして。避けては通れない『加齢』。なんでもかんでもこれで片付けられちゃあたまったもんじゃないよと思いますが『瞼裂斑』は、確かにある程度の年齢になると誰しもが持っているものだそうです。
あれだけ治癒→再発のサイクルを繰り広げてきた私が、普段気を付けていること。紫外線対策の他は以下のようなことです
ソフトサンティア
防腐剤無配合の涙と同じ成分でできた目薬です。乾燥を防ぐために使っています。ドライアイと診断された方は7~8回ほど点眼する必要がありますが、私は1日3回の点眼に留めています。

Let's see!
どんなモノにも限度がありまして、あまり点眼しすぎると、返って乾燥を誘発してしまうので注意が必要です。なぜかというと、人工涙液で常に満たされた状態が続くと、眼球に本来分泌されるはずの『ムチン』(涙が眼球に均一に分布されるために必要な成分)が流されてしまうからです。
まばたき
目にとっては、呼吸するのと同じぐらい大事な『まばたき』。以前も以下の記事でお伝えしていました。

私の場合、多少の目のゴロゴロ感はまばたきを繰り返すことで解消されることがあります。しっかりと上瞼、下瞼をくっつける気持ちで、丁寧なまばたきをするだけで目に潤いを与えることができます。
触らない
人って無意識に自分の顔を触っているものらしいです。それは目の周りにも言えること。私は普段から、自分の顔を触らないように意識しています。
触るとしたら、綺麗に手を洗ってから。
さいごに
『瞼裂斑』は誰でも持っているものではありますが、だからと言って全員が炎症を起こすというわけではありません。
ほとんどの方は無症状で過ごしています。だけど油断は禁物。目は心臓や肺などとは違って、人間の体の中で唯一むき出しの臓器ですから、とっても無防備なんです。スキンケアで外的刺激から肌を守るように、目も守ってあげることが必要だと思います
Let's see!
