Bill Evans

ビル・エヴァンス~音楽ライターでもない語彙力ゼロの私がジャズを語る

こんにちは。てていです(@tetei_p

ジャズについて書いておられる方々のサイトを見ていると、どの方もとても詳細にこだわり抜いた書評はすばらしく、ワタシのように雑多にジャズを聴いてるような人間には到底書ける文章ではないことに気づかされました。
でも。逆に、ジャズについて書いたことない人のブログというのが見つからなかったので、これは王道を行く方たちの列から、大きくはみ出しズレながら所在なさげな形で存在しうる記事です

ジャズは人生の中心。最も重要なもの ビル・エヴァンス『TIME REMEMBERED』ジャズ・ピアニスト ビル・エヴァンスのドキュメンタリー映画「タイムリメンバード」のレビューです ...

いいなと思う曲はなぜかビル・エヴァンスばかりだった

15年以上前、ピアノジャズってなんかオサレやなーと思ってなんとなく聴き始めてたころ、いい曲だなあとか同じ曲でも、このミュージシャンのほうがなんとなく好きだわと思ってクレジットを見ると決まってそれは『ビル・エヴァンス』でした。

でも、ビル・エヴァンスならなんでもいいというわけではなく、どうも私の耳はビル・エヴァンスに限らずそもそも1950年の終わり~70年代初頭のジャズに興味があるみたいで、それよりも以前のものは聴いていてもなんだかピンとこない、かといって1970年代中ごろ以降のものでもなんか違う・・・気がするのです。この辺は完全な好みの問題ですね

Waltz For Debby

ビル・エヴァンス・トリオのアルバム『Waltz For Debby』は「ビル・エヴァンス おすすめ アルバム」で検索してみると必ず目にしたのがこのアルバムだったからというのが聴くきっかけだったと思います。

アルバムタイトルにもなっている『Waltz For Debby』はビル・エヴァンスの姪・デビイに捧げたもので、2019年に日本で公開されたドキュメンタリー映画『Time Remembered:Life & Music of Bill Evans』でその姪デビイ・エヴァンスがこのことについて語ってるシーンがありました。

1曲目の『My Foolish Heart』はドラマー、ポール・モチアンの耳障りの良いブラシ・ワークが特に印象的。1961年にヴィレッジ・ヴァンガードで演奏したライブアルバムなので、時折聴こえてくる食器の音やオーディエンスの咳払いなどが余計だという声もあるようですが、私はその場にいるかのような臨場感があってすごく好きです。

ジャズのアルバムってどうして何度も同じ曲が入ってるの??

話はそれますが、ジャズを聴き始めたころすごく不思議だったのが同じ曲をテイク1、テイク2として収録されていること。
この『Waltz For Debby』も『Detour Ahead』や『My Romance』などがそれぞれ2回収録されています。
他のジャンルだとちょっと考えられないことですよね。

これは、メンバーが「せーの!」で演奏して何テイクか録音してみてどっちもよかったから聴いてね的なケースとおまけ的に入っているケースとかがあるそうで、詳しく書かれていた方のサイトを載せておきます

なぜジャズのアルバムには同じ曲が何曲も入っているのか?

リバーサイド4部作

『Waltz For Debby』のジャケットは姪のデビイを想像させるようなぼんやりとした女性のシルエット。

 

60年前に制作された楽曲だとは思えない、新しいとか古臭いとかそういう概念が全くない、ジャズって不思議な音楽だなあと思います(特にモダンジャズ)
逆に新しさを追求して生まれたスムースジャズなんかは、ザ・80年代な雰囲気がありすぎて個人的には苦手だったりします。
あれはジャズという括りにしてよいものかとエラソーなことを言ってみる。

ビル・エヴァンスや、そもそもジャズの入門書としてよくおすすめされているのがリバーサイド・レーベルからリリースされた『リバーサイド4部作』といわれている、ビル・エヴァンス・トリオのアルバム4枚。この『Waltz For Debby』の他に以下の3枚があります

ビル・エヴァンス・トリオはドラマーのポール・モチアンとベーシストのスコット・ラファロが初期のメンバーで、この4部作はこのメンバーで演奏されています。
このアルバムの収録から数日後、ビル・エヴァンスが絶大な信頼を得ていたスコット・ラファロが25歳の若さで事故死してしまうんですね。
そこからエヴァンスの人生も波瀾万丈になってくわけですが、この4部作はどれも、ビル・エヴァンスといえばコレ的な超・名盤って言われています。

『Exploration』の収録曲『Beautiful Love』や『Nardis』のラファロのベースラインはいつも自然と目を閉じて聴いてしまうほどに酔えます。

『Portrait in jazz』はビル・エヴァンスのアルバムの中で私が一番よく聴いているものです。
『Autumn Leaves』はジャズを聴いたことない人でも耳にしたことがあるんじゃないかなと思います。
これは、めっちゃくちゃいろんなジャズミュージシャンが演奏してますが、やっぱりビル・エヴァンス・トリオの『Autumn Leaves』が一番好きです。イメージで言ったらこんな感じですか

 

秋のニューヨーク、セントラルパーク=『Autumn Leaves』。それ以外のBGMって他にありますか。いや~ホント素敵。

イントロを聴いただけでキラキラする『Someday My Prince Will Come』
これはディズニー映画「白雪姫」の挿入歌らしいですが、個人的にはそんなイメージはあまりなく、もう「ビル・エヴァンスの曲」という感じ(本当はフランク・チャーチルというアメリカの作曲家が書いたもの)

オスカー・ピーターソンのソレよりも、ハービー・ハンコックのソレよりもやっぱりコレはビル・エヴァンスでしょう。
見た目通りに繊細な彼が表現する、キュートでエレガントな・・・んー低いな。
表現が低すぎるのでやめときます・・・大好きな曲って結局はコトバで表せないんだよな

そして『Sunday at the Village Vanguard』はその名の通り、ニューヨークにあるジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」で収録され、これもオーディエンスの拍手やグラスの音などがそのまま入ってます。
やっぱ、ライブ盤っていいですね。このアルバムにも『Alice in Wonderland』というディズニーソングが入っていますが、ディズニーに全く興味がない私でも、この曲はすごく好きです。
イヤホンやヘッドフォンで聴くと、オーディエンスの会話らしきものが聴こえてきます。
当時はそこまで有名視されていなかったのかとか、オーディエンスにとってはただのBGMでしかなかったのでは?などというレビューも見ましたが、確かに私がこのヴィレバンにいたら、ご飯食べたり談笑しながらエヴァンスのピアノを聴こうとは思わないですねー。
それはもはや「聴く」という姿勢ではないし・・・
でも、そういう人たちがこのアルバムに臨場感を与えていることも否定できない・・・

他の方のレビューが楽しい

リバーサイド4部作、今では中古でもけっこう安価で販売されていたりします。ここでのレビューを見るのも楽しいです。

彼の名がついた惑星

余談ですが、彼の名前がついた小惑星が存在しているのを発見!なんとも素敵なお話

ビル・エヴァンス(小惑星)

最後に

ビル・エヴァンスは51歳の若さで亡くなっています。もし、今でも彼が生きていたなら絶対にライブを見に行っていたと思います本当に残念。

動画サイトなどでもライブの動画がたくさん挙がっていますが、当時のオーディエンスが、もう羨ましくて羨ましくて仕方がありません。アンタら本当にラッキーだよと言ってあげたい。

いろいろ調べていたら、1978年には来日公演をやってるんですね。
亡くなる2年ほど前だから、体力的には相当キツかったのではと思います。この方のサイトがめちゃくちゃ詳しく書いてある。エヴァンス愛すごいです。
拝見すると割と大きめのホールクラスをタイトに訪れていたんだなーということがわかります。

エヴァンス日記

でも、ジャズはやっぱりヴィレッジ・ヴァンガードやブルーノート、バードランドなどの100~200人ほどのキャパで聴けたら最高ですね~贅沢すぎる。
想像しただけで生きててよかったと思ってしまうなー。今の日本だったらビルボード系のライブハウスとかになるのかな。多分、チケ代軽く2万はいくだろうなー。などと想像をふくらませつつ、聴きながら寝るというのが長年夜のルーティンになってます。

今後、少しづつジャズに関する記事をちょこちょこ書いていきたいと思ってます。
ここまでお付き合いいただいてありがとうございました

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