POP作成

テーマ選びで悩む必要なし!登録販売者が作成する調剤薬局のPOP

調剤薬局 POP

こんにちは。てていです(@tetei_p

登録販売者の資格を持ち、調剤薬局に勤務する私が提案するPOPの作成方法について
3回目の今回はPOPのテーマについてです

薬のジム子さん
薬のジム子さん
POPを作成したいんだけど、何を書いたらいいかわからない

こういった要望にPOP作りのヒントを提案できると思います。

 

季節に沿ったテーマならネタは無限です

一番やりやすいのは『季節に沿ったテーマ』です。春夏秋冬で考えると旬な話題は事欠きません。ポイントは『早めに掲示し、対策を促す』ことでそれを見た人に『あーもうそんな季節か』と思ってもらうことが狙いです。

といえばやっぱり『花粉症』です。このテーマだけで相当なバリエーションのPOPが作れます。1月ごろから掲示していくつもりで準備をします。花粉症のピーク期4月ごろには発症している人に向けてという内容に切り替えます。

これは、花粉症の症状を抑えるひとつの対策として、腸内環境を整えたり食生活の見直しを提案したPOPです

 

夏は『熱中症対策』を主に、熱帯夜の過ごし方、経口補水液の飲み方、体を素早く冷やす方法など、挙げればキリがないほど見つけやすいテーマですね。

以前、水分不足になっているかどうかのセルフチェック法というテーマを書いたことがありました。その一つに、手の甲の皮膚をつまみ、すぐに戻るならOK。戻りにくいなら水分不足の可能性ありとイラストを添えていたんですが、みなさんそろって手の甲の皮膚をつまんでいらっしゃいました。

あと、経口補水液を普段に飲む用として購入される方が多くいらっしゃるので、そのことについても警告を促すようなPOPはこの時期、とても有益だと思います

秋は夏の疲れ、夏バテ、季節の変わり目の体調不良に合わせて栄養ドリンクなどをおすすめしてもいいと思います

 

私はこの時期に川柳を掲示することが多いです。

 

川柳は作品によって『??どういう意味だろう』とちょっと考えなければならないものもあるので、どの年齢の方が読んでもわかりやすいものを。関連したイラストを添えると、さらにわかりやすくなります。

薬局なので、医師や病院についてディスるようなものや、『ボケ』などのキーワードはできるだけ避けるようにしてます

いくつか例を載せてみます。

あの世では お友達よと 妻が言い
食事会 薬でしめて おひらきに
目には蚊を 耳にはセミを飼っている

「シルバー川柳」より引用

家電たち それぞれ名乗って 音を出せ
動物園 姉に似た猿 大暴れ
避難所に 行けぬ 3キロ歩けない
寝ず飲もう 言ってた父に 布団かけ

「毎日新聞 仲畑流万能川柳」より引用

詐欺電話 怒鳴りつけたら 我が息子

母作

 

調剤薬局 POP
調剤薬局のPOPはこう作る!作成例をご紹介します調剤薬局向けのPOP作成例をシェアしています。薬局オリジナルのPOPで、待っていただいている患者さんに有益な情報を、簡潔に提供できる方法を提案しています...

ここはやはり風邪やインフルエンザの予防に関してが無難。以下は手の洗い方をわかりやすくイラストのみで作ってみました

また、冬は乾燥する季節でもあるので乾燥肌や手荒れなどの皮膚関係。あと冷え性。体を温めるということをテーマにしてもいいですね。栄養ドリンクをお湯で割って飲むと効果的などという方法は、割と新鮮に見てもらえるかもしれません。

季節以外のテーマ

季節を問わないテーマであれば、長く掲示しておくことができます。『便秘』や『関節痛』など、できるだけ多くの方が抱えているであろう症状をテーマにしたり、お薬手帳の有用性や、診療報酬についてのお得な情報、ジェネリックについてや薬のマメ知識など。

特に診療報酬改定の内容は、患者さんにとってお得な情報であれば、施行される4月1日以前からどこよりも早く掲示することで、薬局の独自感を持たせるようなアピールができます。

調剤薬局 POP
こうすれば見てもらえる!調剤薬局POPのデザイン 実践するのはこの2つだけ調剤薬局の待合に掲示するPOP広告の作り方についてシェアしています。見栄えよくするにはこの2つを意識するだけ!「色」と「文字」です...

でも、具体的にどう書けばいいのかわからないという場合は、ネットで調べるのも一つの方法ですが、製薬会社の資材を利用すれば、時短かつ色んな情報に惑わされることも少ないと思います。

患者さん向けの資材には、さまざまな疾患をイラストをふんだんに使ってわかりやすく解説されています。POP作成の際にはかなり役に立つツールです

各製薬会社のHPへ行くと、ダウンロードで資材を手に入れることができます。これを参考に、簡潔にPOPを作成します。

以下は、ある製薬会社の薬に関する資材を基に作ったPOPです。一枚目は骨粗しょう症について。2枚目は薬局なのに、そういえば薬に関することを掲示したことなかったなーと思って作ってみました

エーザイ株式会社 「骨についてここが知りたい」より引用

 

中外製薬「ここが知りたい薬のはなし」より引用

商品の紹介は簡潔に概要のみを。全てを書こうとしない

商品の紹介方法は大きく分けて2つあります。商品名を掲げる方法と、伏せる方法です。こちらも、例を挙げてみます

商品名を掲げる方法

以下は、レバコールの紹介POPです。どんなときに、どんな人が、どれぐらい飲むとよいのかをイラストのみで表してみました。滋養強壮薬は、いろんな症状に適している場合が多く頭痛薬などのように『頭が痛いとき』など、一極に限定されるものではありませんよね。

そんなときは、文字ではなくイラストの方がわかりやすく訴求できると思います。このPOPではあえて、値段を表示していません。これを見て試してみたいという人が『これっていくらなの?』とこちらに訊ねてくれることを狙っているためです

商品名を伏せる方法

商品名をあえて伏せたPOPは、見た人が『これってどういう商品なの?』とか『ここに書いてあるのってどういうものなの?』とこちらに訊ねてくれることを狙っています。

これは、同じ効果のある商品を複数置いているときなどにも使えるワザです

POPを見た人の勘違いを予測する

こちらが、わかりやすく書いたつもりでもややこしい表記であったり、勘違いしやすい表現だった・・・ということはPOPを実際に掲示したあと、それを見た人の反応で気づくことが多いものです。

結果、勘違いをする人が続出したならPOPを作成しなおす必要が生じます。

そうならないために、先回りをして勘違いしやすい表現方法をしていないか、掲示する前にチェックすることが大事です。

たとえばこのPOP

異なる医療機関の処方せんを、同時に持ってきてもらうと2枚目の処方せんの基本料が安くなるということをお知らせしているものです

ここで私が予測した勘違いは

ててい
ててい
『2枚目の処方せんが安くなる』という文章だけだと、もしかして自分と家族の分も安くなると思い込む人がいるかもしれない・・・・

なのであえて『複数の医療機関を受診されている方』という文言を付け足し、患者1人で2枚だよということを認識してもらうよう先回りしました

せっかく、POPを掲示していても勘違いする人が増えると、その都度口頭で説明しなおさなくてはならないのでは、POPの効果は真逆なものになってしまいます

同じ文章を読んでも、人によっては思わぬ解釈をされる場合もあるので、完璧には防げませんがある程度を予測して回避することは重要だと思います

最後に

テーマを考えるとき、いいかげんなことは書けないので一生懸命調べます。すると知識も身に付き、POPを作成しつつ勉強もできてしまう。結果、一石二鳥です。

自分が作ったPOPを熱心に見てくれている人がいると、それだけで嬉しいものです。POP作成が、悩ましいものではなく楽しい作業となりますように!

 

error: Content is protected !!